マレーシアで暮らしていると、日本ではなかなかできない体験ができます。
そのひとつが「オーダーメイドの洋服づくり」。
MM2Hで移住した方やこれから移住を考えている方に、ぜひおすすめしたい楽しみ方です。
実はマレーシアにはテイラー(仕立て屋さん)があちこちにあり、布を買って自分好みのデザインを伝えれば、自分サイズにぴったりの洋服を作ってもらえるんですよ。
注文方法
まずはJakelなど布屋さんで布を買い、自分の希望するデザインを決め、それをテイラーに持ち込みます。
パンツ、スカート、シャツ、ドレス、なんでも対応可能です。
デザインと布を見せて、作れるか確認します。
値段もその時に聞いておきましょう。
特にマレーの民族衣装「バジュクルン」を作るなら、マレー系のテイラーがおすすめ。
逆に普段着や洋風の服なら、中華系やインド系のテイラーが良いと思います。
テイラーは採寸をしてくれ、出来上がり日を伝えてくれますので、その時に取りに行きましょう。
JMスタッフの行きつけのテイラー
クアラルンプールのインド人街、ブリックフィールズにはたくさんのテイラーがあります。
JMスタッフが通っているのは、PolyKlinikの横の階段を最上階まで上がったところにある仕立て屋さん。
そこで出会ったのが、テイラーのおじさん、ラジュさんです。
ラジュさんはインドのチェンナイ出身。
2007年からドバイで働き、その後2013年にマレーシアへ来ました。
はじめはバンサーのラッキーガーデンでテイラーを開いていましたが、移転してブリックフィールズへ。
代々テイラー一家に生まれ、現在は兄弟と一緒に出稼ぎとして頑張りながら、インドにいる家族へ仕送りを続けています。
出会いはサリーのブラウスづくり
ラジュさんとの出会いは3年前。
サリーを着る機会があり、ブラウスが必要になりました。
でも「サリーなんてそう着るものでもないし、安く済ませたいな」と思い、ブリックフィールズのテイラーを片っ端から一軒ずつ回って値段を聞いてみることに。
どのお店も100RMを超える中、ラジュさんだけは半額程度。
しかもとても笑顔で穏やかで、見るからにいい人そうなので、「この人にお願いしてみるか!」と決めました。
仕上がったブラウスをその場で試着したら、サイズの微調整まで丁寧にしてくれて、ぴったりフィット!
ついでにお願いしたスカートの仕上がりも思いのほか良く、それ以来すっかり行きつけになっています。
気になる料金と仕上がりまでの日数
ラジュさんのお店では、パンツやスカートは40RM〜。
これ、破格の金額です!
デザインやポケットの有無で値段は変わります。
そもそも、日本でオーダーメイドなんてこんなに気楽にできないです!
しかもお店にはきちんと鏡がある試着室があって、出来上がりをその場で調整してもらえるのもありがたい!
通常は仕上がりまで約1週間。
ただしディパバリ(ヒンドゥー教の大きなお祭り。今年は10月20日)前は大混雑するので、その時期を避けるのがおすすめです。
おおらかな気持ちでオーダーを!
実はラジュさん、長い付き合いなのですが、時々失敗もあります。
絵柄を横に使ってしまったり、シルエットが思ったのと違ったり。
でもそれは意思疎通の問題だったり、美的感覚の違いだったり。
インド人のテイラーさんとは、「まぁ、これもあり!」と笑い飛ばせるくらいのおおらかな感覚で付き合う、というのが楽しむポイントです。
個人的には、ここぞというときのフォーマルな服は、ショッピングモールに入っているテイラーなどを利用すると良いと思います。
値段は張りますが、間違いなく満足いくものが出来上がりますよ。
ちなみに、テイラーにはネット上で見つけたデザインを持っていくよりも、手元にあるお気に入りの洋服を持参して、同じものを作ってもらうとうまくいきます。
初めて挑戦する方や、英語に自信がない方は、このやり方がおすすめです。
自分だけのお気に入りテイラーを見つけよう
もちろん、ブリックフィールズのラジュさんは素敵なテイラーですが、せっかくMM2Hで長くマレーシアに住むなら、自分だけの行きつけを見つけるのも楽しいです。
いろいろなテイラーを訪問してみて、ぜひ自分に合ったテイラーを見つけてくださいね。
まとめ
ショッピングモールで既製品を買うのも楽しいですが、マレーシアのテイラーで自分サイズの一着を仕立てる体験は、なかなか日本ではできない貴重な体験です。
MM2Hでのマレーシア生活の楽しみのひとつに加えてみてくださいね!