MM2Hでマレーシアに住んでいると、9月頃からショッピングモールにずらりと並ぶ月餅(ムーンケーキ)。
初めて見た方は、色とりどりの箱に入った月餅を見て「これはどういう時に食べるんだろう?」と気になりますよね。
今回は、マレーシアでの月餅の楽しみ方、種類の違い、そしてローカルに人気のお店についてご紹介します。
月餅はいつ食べるの?
月餅は、中国の伝統行事である中秋節(Mid-Autumn Festival)に食べるお菓子です。
旧暦の8月15日(毎年9月〜10月上旬、今年は10月6日)に行われるこのお祭りでは、家族や友人と満月を眺めながら月餅を食べ、平和や団らんを願います。
マレーシアの中華系の人々にとっては大切な行事。
月餅は贈答品としてよく用いられます。
月餅の種類
マレーシアで手に入る月餅は、バリエーション豊かです。
ざっくり分けるとこういう感じになります。
・広東式月餅(Cantonese style)
しっかり焼いた茶色の皮に、蓮の実あんや紅豆あんを詰めたもの。塩漬け卵黄入りは「満月の象徴」として人気ですが、ちょっと値段があがります。
最近は、あんもいろいろな種類があるので、食べ比べも楽しいですよ。
・スノースキン月餅(Snow Skin Mooncake)
冷やして食べる白っぽいもっちりした皮の月餅。
油を使わないので、ヘルシー志向の方に人気です。
香港発祥で、マレーシアではアレンジ系が多く、抹茶やマンゴー、さらにはドリアン味までいろいろあります。
・潮州式月餅(Teochew style)または台湾式月餅(Taiwan style)
サクサクのパイ生地が特徴で、紫芋やタロイモあんを包んだもの。
生地が軽いので食べやすいです。
ローカルに人気のおすすめブランド
せっかくなので、中華系マレーシア人におすすめの月餅聞いてみました。
そこですすめられたのは TAI THONG(大同)と Oversea です。
スノースキン月餅をいち早くマレーシアに取り入れたブランドとして有名ですが、伝統的な味にも定評があります。
原材料にもこだわっているので、食にこだわりがある方にも喜ばれます。
すべてハラル認証を取っているので、ムスリムの人たちにも安心です。
1ウタマやインビにある人気の中華レストランが手掛ける月餅。蓮の実あんや塩漬け卵黄入りなど、クラシックな広東式です。
絶対外したくない人や、昔ながらの味わいを楽しみたい人におすすめです。
・スターバックスやTWG
年によってはスターバックスやTWGといった人気のお店が月餅を出します。
あっという間に売り切れるので、見かけたら迷わずに試してみてください。
特にスターバックスの月餅は、キャラメルマキアートあん(!!?)など、他では食べられないラインナップで面白いですよ。
まとめ
この時期のマレーシアは、中秋節一色。
年中暑くて四季がないマレーシアですが、月餅を食べて秋を感じてみるのもいいですね。
MM2Hでマレーシア移住したらぜひ、伝統的な広東式から斬新なフレーバーまで、いろいろ食べ比べてみてくださいね。