【疑問解消!】マレーシアのスーパーの麺、なぜ黄色くって油っぽい?

【疑問解消!】マレーシアのスーパーの麺、なぜ黄色くって油っぽい?

2025/10/07(火)
マレーシアのスーパーで買い物をしていると、どこにでもある黄色い麺。
「Mee Kuning」や「Yellow Mee」という名前で売られていて、常温の棚や冷蔵コーナーに並んでいます。

でも袋を開けてみると(いや、開ける前から)ちょっと油っぽくて、においも強い気が…。
いったい何が入っているのでしょう?

【疑問解消!】マレーシアのスーパーの麺、なぜ黄色くって油っぽい?


黄色いのはなぜ?

マレーシアの黄色い麺が黄色い理由は、主に 「かんすい(alkaline water)」 と 「着色料(ターメリックや人工色素)」 にあります。

かんすいとは、炭酸ナトリウムなどを含むアルカリ性の水。
日本の中華麺やラーメンにも使われていて、コシを出したり、保存性を高めるためのものです。

ただ、マレーシアの麺はこのかんすいの量がやや多めなのだそうです。
そのため、独特のにおいが強く感じられることがあります。

また、より鮮やかな黄色に見せるために、ターメリック(ウコン)や食用色素を加えている製品もあります。

ローカルの人が、「ケミカルヌードル」と言うのは、このかんすいと色素の組み合わせによるものなんです。



油っぽいのはなぜ?

また、気になるのは黄色い麺を手に取ると、少しベタッとすること。
ビニール包装されているのに、袋までちょっと油っぽいような感じですよね。

これは、麺同士がくっつかないようにパーム油などの食用油でしっかりコーティングされているためなんだそう。
油をまぶすことで乾燥を防ぎ、冷蔵なしでも日持ちするようにしているんですね。賞味期限が長めなのは、そのためのようです。


油とケミカル臭を取るコツ

そのまま調理すると、油っぽさやにおいが気になる方も多いはず。
でも、ちょっとした下ごしらえで、ずいぶん食べやすくなります。

やり方は簡単です。
30秒ほど熱湯で湯通しするだけ。
これだけで、油っぽさとケミカル臭がかなりやわらぎます。

湯通しした麺で、焼きそばなどを作ってみてくださいね。



ケミカル控えめの麺

ケミカル(かんすい、着色料)控えめの麺は、TTDIなどローカルの市場でうち立ての生麺を買うというのが一番良いと思います。
お店の人に聞くと、おすすめの麺や、美味しい調理法も教えてくれますよ。
ちなみに、TTDIの麺屋さんは、1階(日本でいう2階)にあります。

👉TTDI市場での豚肉の買い方についてはこちら

最近は健康志向のマレーシア人も増え、スーパーでもEe Keeなど材料にこだわった麺も扱うことが多くなってきました。
麺を見たら、「No Preservatives」「No Coloring」と書かれているものを選ぶと良いですよ。



まとめ

マレーシアの黄色い麺は、油っぽさと臭いがありますが、下ごしらえのひと手間でずいぶんクセは和らぎます。

ぜひ、麺選びの参考にしてくださいね。