マレーシア長期滞在ビザ「MM2H(マレーシア・マイ・セカンドホーム)」の新条件でビザを取得された方、または申請中の方の中には、「年間90日の滞在義務」という条件を耳にされた方も多いと思います。
この「年間90日間の滞在義務」について、先日移民局で行われたエージェント向け説明会で発表された最新の公式見解をご紹介します。
50歳未満のメイン申請者に適用される「年間90日滞在義務」
この条件は、メイン申請者(主申請者)が50歳未満の方に適用されます。
つまり、50歳以上でMM2Hを取得された方は対象外ですが、50歳未満の方は毎年マレーシアに合計で90日以上滞在する必要があります。
家族での滞在日数を「合算」してOK!
今回の説明会で明確になったのが、ご家族全員の滞在日数を合算できるという点です。
たとえばこんなケースがあります。
ご家族3人で、同じ時期に30日間マレーシアに滞在した場合
→「30日 × 3名 = 90日」として、条件クリア!
つまり、メイン申請者の方が必ず90日間マレーシアに滞在する必要はありません。
家族全員の滞在日数を合わせて90日になればOKです。
これは大きなポイントですね。
「年間」とは?カレンダーイヤーで計算
「年間90日」というのは、カレンダー上の1年間(1月〜12月)での計算になります。
2025年は、2025年中に90日
2026年は、2026年中に90日
という形で、年ごとにカウントされます。
また、注意しておきたいのは、ビザ発給初年度です。
たとえば、ビザの発給日が9月1日の場合、その年は9月1日〜12月31日までが対象期間。
この場合、90日を日割り計算した約31日間の滞在が必要になります。
条件を満たせなかった場合の扱いは?
気になるのが、「もし90日滞在できなかったらどうなるの?」という点。
こちらについては、現時点(2025年10月時点)では移民局からの明確な回答は出ていません。
更新の際にどのような影響があるかは、今後の発表を待つ必要があります。
わたしたちJMマイセカンドホームコンサルタンシーは、今後も追加情報が入り次第、随時ご案内していく予定です。
まとめ
50歳未満の主申請者の方に適用される「年間90日の滞在義務」は、家族全員の滞在日数を合算できます。
ビザ発給初年度は注意が必要です。
「こういった場合はどうなの?」「これから申請しようとしているけど相談にのってほしい」など、ありましたら、どうぞお気軽にわたしたちJMマイセカンドホームコンサルタンシーまでお問い合わせください。