マレーシアのコピティアム(ローカルの喫茶店)で、必ず見かけるドリンクといえば「Teh C(テー・シー)」。
MM2Hでマレーシアに移住された方は、この“C”が何を意味しているのか、ちょっと気になったことがあるのではないでしょうか?
実はこの“C”、花のカーネーション(Carnation) から来ているんです。
でも、お花とは関係なく、ミルクのブランド名 なんです。
つまり「Teh C」は、「Carnationミルクを使った紅茶」という意味なのです。
Teh Cってどんな飲み物?
「Teh」はマレー語で「紅茶」という意味。
マレーシアでは、紅茶を濃く煮出してミルクを加えるのが定番のスタイルです。
その中でも「Teh C」は、エバミルク(無糖練乳)+砂糖で作る、ちょっと甘さ控えめのミルクティー。
日本人の間では、「午後の紅茶」に似ていると言われています。
マレーシアのミルクティーといえば、「Teh Tarik(テタレ)」じゃないの?と思いがちですが、こちらは加糖練乳(コンデンスミルク)を使うので、とても甘くて濃厚。さらに、空気を含めて泡立たせます。
一方「Teh C」は、すっきりとした甘さが特徴です。
“C”の正体は「Carnation(カーネーション)」
昔からマレーシアのコピティアムでは、ネスレ社の「Carnation」ブランドのエバミルクが定番中の定番。
赤と白の缶にカーネーションの花のロゴで、どのお店の棚にもずらりと並んでいます。
もちろん、スーパーなどにも置いてます。
そのため、「Teh C」といえば「Carnationミルクを使ったTeh」という意味になり、“C”は CarnationのC というわけなんです。
ブランド名がそのまま飲み物の名前になってしまうところが、なんともマレーシアらしいですね。
地元の人にとっては当たり前すぎるこの話、今の若いマレーシア人は意外と知らない人も多いそうで、話すと「へーー」と言われることも!
Teh Cのバリエーション
Teh Cは、注文時の言葉を少し変えるだけでいろんなバリエーションが楽しめます。
・Teh C Ais(テー・シー・アイス):アイスミルクティー
・Teh C Kosong(テー・シー・コソン):砂糖なし
・Teh C Panas(テー・シー・パナス):ホット
もちろん、コーヒー版、Kopi C(コピ・シー)もありますよ。
せっかくなので、いろいろ試してみてくださいね。
まとめ
せっかくMM2Hでマレーシアに移住したら、コピティアムでドリンクを楽しみたいですね。
「Teh C」は、Carnationブランドの無糖練乳+砂糖で作るミルクティーです。
ぜひ、飲んでみてくださいね。