MM2Hでマレーシアに移住したみなさん、ディパバリ(Deepavali/光の祭典)前のこの時期、街中では手や腕に美しい模様を描いている女性をみかけませんか。
あれは「ヘナタトゥー」または「メヘンディ」と呼ばれる伝統的なボディアートです。
メヘンディとは
メヘンディは、インド発祥の古い文化で、ローソニアという植物(ヘナ)の葉を乾燥させて粉にし、水やレモン汁を混ぜてペースト状にしたものを使います。
このペーストを肌に描くと、数時間後に赤褐色の模様が肌につき、1〜3週間ほどかけてゆっくりと消えていきます。
針を使わないので痛みはなく、皮膚の角質層だけに色が入るため、安全なんですよ。
また、ヘナには体を冷やす効果やリラックス効果があるとも言われています。
暑いマレーシアの気候に合っているのも納得ですね。
本物のヘナは香りも良く、癒しの効果があります。(が、販売されているヘナコーンは本物とはいえないかも...)
メヘンディはお祝いと幸運のシンボル
インドでは、結婚式前に花嫁が両手両足いっぱいにヘナ模様を描く「メヘンディ・セレモニー」が行われます。
模様にはそれぞれ意味があり、
・花:幸せ・純粋さ
・唐草:永遠の絆
・太陽や月:生命力・再生
・ペイズリー:豊かさ
といった願いが込められています。
「ヘナが濃く染まるほど夫に愛される」という言い伝えもあるんだとか。
また、イスラム教徒の女性も、ラマダン明けのイード(断食明けの祝祭)など特別な日にメヘンディを施す習慣があります。
マレーシアならではのメヘンディ文化
マレーシアでは、インド系だけでなくマレー系の女性も結婚式などでヘナタトゥーをします。
ヘナはマレー語では「インアイ(Inai)」と呼ばれ、花嫁が手足に模様を描くのは「祝福」と「魔除け」の意味があるそうです。
マレー系のメヘンディは、インドのような細かい唐草模様ではなく、もう少し大きめでシンプルなデザインが多いです。
つまり、マレーシアではメヘンディは、インド系・マレー系の両方に根付いた文化で、宗教や民族を超えて「美と幸運の象徴」として親しまれているのですね。
ディパバリの時期は体験のチャンス!
現在はちょうどディパバリ。
この時期リトル・インディア(ブリックフィールズ)や、ブキットジャリルのディパバリマーケットにはメヘンディをしてくれる女性たちが屋台をだしています。
1デザイン10RM~と手頃な価格で、手の甲や腕に数分で描いてもらえます。
彼女たちは、デザインの写真を持っているので、「これがいい」と選ぶだけでOK。
模様は1〜3週間ほどで消えるので、気軽に体験できるのがうれしいところです。
また、「自分で描いてみたい」という人は、ブリックフィールズの雑貨屋さんでヘナコーンを買ってやってみてください。
ヘナコーン1つRM2~です。
ポイントは、ヘナコーンの先に針で穴をあけること。
小さい穴のほうが、きれいに模様が描けます。
お子さんがいるご家庭は一緒にやってみると楽しいですよ。
まとめ
メヘンディは、インド発祥ながらマレーシアでも広く根付いています。
ディパバリ前のマレーシアでは、街のあちこちでメヘンディの屋台が登場します。
もし見かけたら、ぜひ気軽に体験してみてください。