「イスラム教徒って、誕生日をどんな風に祝うの?」と思っていませんか。
敬虔なイスラム教徒の中には「誕生日は祝うものではない」と考える方がいるのは事実です。
でもここは多民族国家・マレーシア。実際には、マレー系のイスラム教徒も、家族や友人と一緒に誕生日を祝うことがよくあります。
ただし、日本とは大きく違う点があるんです。それは、主役である“誕生日の本人”が、ケーキや食事を用意してみんなをもてなすという文化!
えっ?逆じゃないの?と思いましたか?

誕生日は「ありがとう」を伝える日
マレーシアでは、誕生日は「感謝を伝える日」と考える人が多いです。
自分を支えてくれる家族や友人、仲間たちに「いつもありがとう」という気持ちを込めて、自ら食事やスイーツを準備して振る舞うのが一般的。
職場や学校でも、誕生日の人がドーナツやケーキを買ってきて、みんなに配る姿をよく見かけます。日本で育った私たちにとっては、まったく真逆の文化なので、ちょっと不思議に感じるかもしれませんね。
でもこの文化には、「生まれてきた自分を祝う」だけでなく、「今ここにいられることを感謝する」というイスラム的な価値観に基づくと言われているそうです。
ある大学生が招かれた誕生会
先日、マレーシアの公立大学に留学している日本人学生が、マレー系の同級生の誕生日パーティーに招かれたそうです。
どこでやるのか聞いてみると…「孤児院」!
誕生日を迎えた子自身は孤児ではありません。なのになぜ?
聞けば、「孤児たちがみんなでご飯を食べられるように」と、自ら主催したそうです。もちろん、料理の費用や準備は全部その子が負担。大学1年生なのにすごい!
もう、聞いているだけで胸が熱くなりますよね。

まとめ:誕生日は「もらう日」ではなく「与える日」
マレー系の誕生日の過ごし方を知ると、日本との文化の違いをしみじみ感じます。
日本では「祝ってもらう日」ですが、マレー系マレーシア人にとっては「感謝を表し、誰かに喜んでもらう日」なんですね。
MM2Hでマレーシアに移住した方や、これから移住を考えている方には、こうした文化に触れることも、楽しみのひとつになるはずですよ。